日本クアオルト協議会

全国的に高齢化が進み、社会保障としての医療制度や介護保険制度の見直しが社会問題化するなか、地域資源を活用することで、健康社会の実現を図りながら地域活性化を促進していくことは、多くの自治体が抱える課題であります。

本協議会では、賛同する6市3町で連携して、温泉や食、自然環境、歴史文化などの地域資源を活用し、地域の健康増進と交流人口の拡大等による、日本型クアオルトの実現に向けた取り組みを推進することで、質の高い健康保養地の在り方を展望して参りたいと考えているところであります。

クアオルト(kurort)はドイツ語で「療養地」という意味。クア(kur)が「治療、療養・保養のための滞在」、オルト(ort)が「場所」を意味しており、治療、療養・保養するための場所という意味があります。

ドイツのクアオルトは、自然の治療薬を活用する病院や治療施設があり、医療保険が適用されるほか、大きな公園や人が交流する施設、景観形成や環境保全など、条件を備えた地域で、国が法律で認定した「地域」です。

ドイツのクアオルトの考え方を基本に、地域資源や温泉などを活用しながら、日本の風土に合った滞在型の健康保養地づくりを推進するため、大分県由布市、和歌山県田辺市、山形県上山市の3市が中心となり平成23年度に温泉クアオルト研究会を設置し活動してきました。そして、平成26年度、滞在型の健康保養地づくりに賛同する石川県珠洲市、新潟県妙高市が加わり「日本クアオルト協議会」へ名称を変更。

平成27年度には秋田県三種町、島根県大田市が、平成28年度には群馬県みなかみ町、平成29年度には兵庫県多可町が加わりました。温泉や食、自然環境、伝統文化などの地域資源を「健康」を中軸として連携して活用し、地域住民や来訪者の健康増進を図ることができる、質の高い滞在環境である「日本型クアオルト(健康保養地)」を確立し、日本の新しい地域活性化のモデルケースづくりのあり方を研究し、その取組みを進めていきます。